メモ|ジャーナル

野村政之のメモとジャーナル

2017/2/20-27

2017.2.20

メルボルンに時間通り到着。やっぱり電話が通じない。前回台湾に行った時もそうだた。全日武蔵小杉のソフトバンクに行って問題ないと確認してもらったのだが嘘だった。

アジアン・プロデューサーズ・プラットフォーム・キャンプ(APPキャンプ)の4年め。僕は1回目のソウル開催の時に参加している。今年はTPAM直後ということもあり、APPメンバーの中にはちょこちょこTPAMからそのままという人がいる。

(途中)

2/12-19

2017.2.12

朝から卓卓くんとお茶。彼がインドから帰国してからNYに発つまでに会いたいと思い連絡をとっていたがなかなか時間が合わず、前日のTPAMシンポの会場でたまたま鉢合わせて、ワンチャンスを得た。卓卓くんが今置かれている状況は非常に面白いと思う。楽しい時間だった。

横浜に移動して、YCCでTPAMのオープニングに出席。色々な方と会う。今後数年スコットランドが日本との関係を重視しているらしい。

アゴラに移動して、おきなわ芸術文化の箱の皆さんと合流。アゴラを案内、説明。

また横浜に移動して、KAATで恩田晃ディレクションゴッグタイ/センヤワ。深い恨みをお経に込めて歌うようなゴッグタイの、瞑想的な時間の後に、センヤワのぶっとびで大笑いした。

中華街で沖縄の皆さんと食事。

2017.2.13

朝から沖縄の皆さんを連れ回す。象の鼻、赤レンガ、ブリリア、STスポット、急な坂スタジオ、黄金町と。場所を見てもらって、人を紹介。

その後BankARTでタン・フクエンディレクションを観る。マッサージを受けながら、死生観みたいなことを質問されたり、中林と篠田のパフォーマンス。

KAATに移動し、沖縄の皆さんがアピチャッポンを観ている間、中村茜さんとJune Tanとちょっとだけお喋り。

その後、KAAT崎山さん、齋藤啓さん、樋口さん、OACTの皆さんという沖縄ゆかりの皆さんと山東で一杯やった。

 

2017.2.14

TPAMエクスチェンジのグループミーティングに参加。沖縄の皆さんも一コマプレゼン。
グループミーティングはTPAMの主要なプログラムとして定着した。2013年のTPAMで、ブースの廃止とグループミーティングの開設を提案してやって、翌年は植松侑子さんが頑張ってくれて、年々馴染んできた。基金が招聘したアジアのプレゼンター達にとっても、単に受け取るだけでなく自分たちもアピールできる場所としてうまくハマっているんだろうと思う。今年は欧州のプレゼンターも多く来ていて、非常に集まり方がよいと思った。アジア・ドラマトゥルク・ネットワークの併催も好影響。

TPAMという場がアジアにフォーカスするようになり、その実質として横浜にアジアのシーンが立ち上がるような場ができるとよいと思う。

その意味で来年度以降のTPAMに、TPAMフリンジへの更なる取り組みを提案していきたいと思う。昨年デュッセルドルフでTanzmesseに参加した時、TPAMはわりとよくやっているのではないかと感じ、丸岡さんと話した時にも、そこで見解が一致したのでもある。

エクスチェンジが終わった後、なんとなく流れで下山さんと、一緒にいたサーカス関係の方、カンボジアのアーティストと一緒に呑んだ。カンボジアの話、サーカスの話どちらも興味深かった。

夜は、横浜美術館で『台北ノート』のゲネプロを観せてもらって、その後さらに、沖縄の皆さん、千夏さんと呑んだ。

 

2017.2.15

この日もTPAMエクスチェンジでおきなわの皆さん1コマ。で沖縄に帰られた。

夕方からTPAMフリンジを3本。

まずは西原尚×つむぎね。西原さんのパフォーマンスのおりんを釣り竿の先につけて鳴らして振り回すの真似したい。

夜は、マレーシアの舞踊の公演を観て、マカオのエリックがやっている公演へ。
マレーシアのほうは、伝統の舞踊を基本に映像投影したりしてみました、という感じのだったのだけど、「日本の皆さんのためのスペシャルプログラム」として踊られた演目で、映像は、富士山の手前に東寺の五重塔、音楽は沖縄民謡が重ねられた時間があって、身が捩れた。どうしたらいいかわからなかった。で、その後、こういう勘違いを「間違っている」と正すのは簡単なのだけど、私たちだって「正しく」マレーシアや他の国のことを理解して何かを創ることはなかなかできないとすれば、こういう「勘違い」をどういうふうに正すことができるだろうか、ということについてけっこうマジメに考えた。結論はないがまた考えてみたい。
マカオのほうが行われた会場The Caveがとてもいい空間だったので、帰った沖縄の皆さんにラインで写真を送ったりした。石神夏希さんが関わってらっしゃるらしい。石神さんにも初めてご挨拶できた。

 

2017.2.16

この数日泊めていただいていた、島貫さんのご実家の近くに曹洞宗大本山総持寺があったので、朝ちょっと寄り道。一応ウチは曹洞宗。あと鶴見の駅周りの公立施設なども少々ぶらついた。

ON-PAMの報告会と総会があった。

夜、TPAMフリンジ、ヌトミックの不完全なゲネプロを拝見した(役者の一人が病欠で代役だった)。まだいろいろ余地はあるが、最終的にはやりたいこともよくわかった。
しかし何より気になったのは、これも不完全なゲネプロとはいえ、なんとなく照明によってパフォーマンスが演劇臭く、古臭く見えてしまうこと。電球の照明を当てるとそうみえる、というくらいにこちらの感じ方が変わってしまっているのかもしれない。だからといってLEDにすればいいという問題でもない。プロジェクターの光が重なる場合もよくあるし。照明を超越的にではなく捉える視点が必要なのではないか。

 

2017.2.17

ON-PAMのシンポジウムが2件あった。Europe Dancehouce Networkの話、アジアおよび国内のネットワークに非常に示唆を与えるものだった。

三島憲一先生とON-PAMのメンバー何人かで歓談したあと、夜は長者スタジオで、シルクロード能楽会を観た。映像で過去作を見せつつ、生での演奏とダンス。本公演が観てみたいと思った。日本をシルクロードの終点として捉えて、遡るようにアジア〜ユーラシア大陸に手を伸ばしていくという視点はとても興味深い。耳を澄ますと、シルクロードの楽器の音が聞こえてくるような。

 

2017.2.18

Sさんと野毛でランチ。象の鼻テラスでスイッチ総研の展示をちょろっと見て、アジア・ドラマトゥルク・ネットワークのシンポジウムを聞き、その後、アイサ・ホクソンと余越保子さんのパフォーマンスを見た。

 

2017.2.19

蒲田の銭湯で洗濯したり風呂に入ったりして、羽田から北京経由でメルボルンへ。たまたま齋藤啓さんと同じフライトだった。

2017/2/9-11

2017.2.9

アゴラで庭劇団ペニノ『ダークマスター』。この作品はペニノの常連の人たちによるものではなく、大阪のオーバルシアター、中立公平さんのプロデュースによるもの。関西圏から俳優をオーディションして、大阪で創作された再演版だ。しかしそんなことを多くの人は気にしないでペニノの作品として観るほどに、しっかりアンコがつまっている。そして、タニノさんの作品は気持ちが良い。堂々としている。舞台がそこにあり、俳優がそこにいる。やることだけをやっている。いろいろと「?」なこともあるのだけど、「演劇」の存在感と密度があるので、「?」もどうでもいいように思ってしまう。もうすっかりタニノさんの演劇を信頼した。

 

2017.2.10

明日からTPAMが始まるとなにもできなくなるので、ひたすらにデスクワークをしていた。最近は東京にいるとすっかりデニーズで仕事をするようになった。理由はWifiがあるからだ。この日は、新丸子のデニーズと、自由が丘の上島珈琲とデニーズで仕事をした。

 

2017.2.11

ワタリウム美術館でコンタクト・ゴンゾの展覧会を観て、千駄ヶ谷駅まで、建設中の新国立競技場のエリアを通りつつ歩いた。というか、ちょっと横道にそれて将棋会館にも寄った。将棋の駒の形のチョコがあったので、フランクフルトの将棋サークルの人たちに買った。2階にも上がってみた。小学5,6年の時、寒中休み(1月末)に父につれてきてもらったのがここだった。それ以来将棋会館には来たことあるけれど、2階にあがったことはなかったと思う。懐かしさが溢れ出た。子どもたちが沢山いて、引率してきたお母さんたちも沢山いた。ここに居た時自分も子供だったなと思った。

その後浅草橋に行ってタニノクロウ展。1室だけで、これまでの作品の特製の道具類が展示されていたり、タニノさんの画があったり、チラシがあったり、『アンダーグラウンド』の映像が流れていたりしたが、一番みどころだったのは、タニノさんのステートメントだった。冒頭には

私は演劇を通して何をしたいのか?
私は演劇を通して、演劇をしたい。

末尾には

これからも今までのように
途方もなく試行される数々とその成果が
演劇の枠を一つに漏れずに還元されることを
心から望んでいます

と書いてあった。

ここに書かなかった部分が、一番心を撃ったのだが、それは書かないでおく。

KAATに移動して、アトリウムで行われた小野寺修二さんとベトナムのコラボレーションを観る。WIP的な短いパフォーマンス。
その後、BankART NYKに行きTPAMのシンポジウム「批評的舞台芸術舞台芸術批評について — ポピュリズムの時代を迎えて」を聞いた。

桜井さんと内野さん(司会:武藤さん)のセッションについては、内野さんの新刊を軸にカリッとした議論を期待していたが、そうはならなかった。内野さんの「一旦、制度を構築しないと、カウンターもあり得ない」という筋には全く同意するが、一方で、武藤さんの「劇場における舞台芸術に対する疑い〜ダンスはいたるところにある〜が重要」という主張も、以前から大事だと思っている。この2つを対極においてガッチリ議論してもらっても面白かっただろうと思う。ただ、桜井さんの既定路線というか、ボヤキ/「建設」的議論へのためらいがそれを阻んだ。桜井さんという個人のことに注目すれば、理解できるのだけど、せっかくの場の中で、もったいなかった。藤原さんがいろいろ質問とかしていたが、ならば、時に粗い議論をしがちな藤原さんを中に入れたほうが、活性化したかもしれない。藤原さんがことわったのかもしれないが。

というか、そういう日本人のやりとりよりも、オンケンセンの話のほうがストレートに受け取れた。検閲や自己規制が広がっていくなかで、公的機関の中には「問題・葛藤・対立は〈存在〉せず」、政治的・実験的・挑発的なパフォーマンスは「地下に不可視化されていく〜ネット上からさえも〜」という話だ。既にそのような兆候がある。兆候があること自体を問題にしなければならない。これは、批評という以上に制作の話なので、批評的な制作者がパネリストでいたらよかったかもしれない。だけど、そうなったときにカウンターになれるのが、結局市村さんや高萩さんなのかな、とか思えてしまう状況。早く脱していかないと。世代交代。ひとごとだとは思っていない。

その後、長者町アートプラネットで贅沢貧乏を観た。初見。何の感想もない。僕に関わることなく時間が過ぎ去っていった。またしばらく時間を置いて、機会があれば観てみようと思う。

2017/2/5-8

2017.2.5

再びバスで松本へ。駅前の翁堂喫茶で好物のミートソーススパゲティを食べ、美ヶ原温泉方面のバスにのって松本民芸館へ。この路線のバスは母の実家に行くので、もう数え切れない程乗ってきたんだけど、民芸館は初めて訪れた。バス停の名前が「下金井民芸館口」だと記憶していたが「松本民芸館」になっていた。下金井っていわれても、だから、観光客レベル(オレも)にとってはこのほうがわかりやすい。

よく知らなかったのだが、この民芸館はもともと丸山太郎さんという方の私設のコレクションの博物館だったとのこと。それを僕が子供の頃に松本市に寄贈した。松本の魅力の一つは民藝やクラフトの文化にあるから、とても大事な文化資源だ。

何で今さらここを訪れたかというと、この数年縁の深い、沖縄、鳥取、松本、あるいは駒場も含めて、いずれも民藝に関わる土地だからというのが一つある。

民芸館の中に、松本市の基幹博物館整備計画みたいな企画書が置いてあったのでしげしげと眺めた。松本城の脇にある市立博物館を新築移設するというプランがあるようだ。これもよいと思う。松本だけでなく、もっと日本の各都市は、地元の歴史を広い半径で捉えて、きちんと表現するべきだと思う。沖縄県立博物館や、福岡市立博物館のようなのが松本にあったら、それはとてもよい。1月に松本市立博物館にも初めて行ったのだが、ちょっと足りないというか、古かった。

民芸館をあとにして、山辺ふれあい館白糸の湯へ。入浴料300円で、地元の人たちが普段使いしているようだった。浅間の温泉にはよく言っていたが、美ヶ原温泉の立ち寄り湯に入るのは、大人になってからは初めてだと思う(旧ヘルスセンター/美ヶ原温泉ホテル翔峰に、母の実家の宴会で行って風呂に入るとか、子供のころはあった)。

その後、中町のまるも喫茶に行って、信毎や市民タイムス、日和などを読んでなんとなく地元の情報をチェック。民芸っぽい雰囲気で有名なまるもの喫茶も実は初めてだった。

ある意味観光っぽいが、そういうことをおさえて地域のことを知るというか、きちんと松本を他人の距離感で観てみたいという感じ。今後も帰省したら、地元を観光客の距離感で回ってみるつもり。

実家に帰宅。

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2017.2.6-7

昼は実家近くのデニーズで仕事をして、あとは母の手伝い?お助けをして、いた。夜に、ザ・プロフェッショナル倉本聰)とか、なんとなく話題になっているドラマ『カルテット』などを見た。実家に居る時以外、テレビを見ない。

実家で昔の将棋の本を若干漁った。フランクフルトの将棋サークルをしているセバスチャンさんにあげるためいくつか選ぶ。90年代中盤オレは凄い数の将棋の本を買っていた・・

 

2017.2.8

朝のあずさに乗って東京へ。そのまま四谷三丁目の国際交流基金に行ってインタビューの仕事。

2017/2/1〜2/4

2017.2.1

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ランチに、安里にある「肉マースそばマサミ」へ。個人的に沖縄のラーメンナンバーワンの店。1年余ぶりに行ったけど、思い描いていたよりももっと美味しかった。さすが。

僕が明日帰京するので、ということでおきなわ芸術文化の箱の皆さんと夜を過ごす。安安で焼肉を食った後、銘苅ベースの前の駐車場で、ジェットストーブで廃材を燃やしながら、ししゃも焼いたり、鍋焼きうどんを温めたり、お燗したりして遊ぶ。当然呑みながら。そんなに田舎でもないけどこうやって燃やしたりできるのは愉しい。

 

2017.2.2

那覇から横浜に直行してKAATで高山明さんの演劇論1日目に参加。夜は、芝浦でシアターコモンズのChim↑Pomのパフォーマンスを観た。

 

2017.2.3

KAATで高山さんの演劇論2日目。終わってから、五反田アトリエヘリコプターとアゴラへ。翌日からふたば未来学園高校演劇部『数直線』東京公演が始まる。

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2017.2.4

10時にアトリエ入りして、もろもろ準備して11時からふたば未来学園高校演劇部『数直線』ゲネ。テレビ取材3件(各カメラ2台)、新聞、内々の記録撮影等でカメラ4台、合計10個のカメラが入って。作品は、狙ってないけどポストドラマチック、とても正直で切実な高校生の視点からの声が綴られており、よかった。この作品なら色んな場所で堂々とみせていいいと思った。

流れは切れないまま、初回の上演になだれ込む。こちらは議員さんや関係の方々が多い回。アフタートーク、マチソワ間もいろいろ取材対応。落ち着いて、南郷副校長やオリザさんとちょこちょこ話す。ベーシックにこういう営みの演劇の力を感じていた。夜の回は小泉進次郎議員が来て、その関連の取材もありつつ、立ち話をしたり。

なんとなくオリザさんからメールが流れて、まるっと担える人が見つからず、「拾うバレー」な感じで青年団制作部とスタッフ、アトリエヘリコプターの榎戸さんで協力してやってきたが、やってよかったし、それぞれの人達の柔軟な連携力を感じた。

得難い経験だった。

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2017/1/11〜31

2017.1.11

那覇に移動。(一社)おきなわ芸術文化の箱の皆さんと合流して、7月オープン予定の黒板劇場の物件を視察。元黒板工場だそうだ。井戸もある。とてもいいような気がする。そこから夜までロックオンで打合せ。積もる話・・まとまらず。

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2017.1.12

午前中に(公財)沖縄県文化振興会のオフィスを訪問。こちらでもいろいろと積もる話。午後はまたおきなわ芸術文化の箱の打合せ。夜は、久しぶりの串焼きあだんで、ひめゆり同窓会館関係の皆さんと飲みーティング。

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2017.1.13

午前中にまた文化振興会のオフィスへ。その後、愛用していた岩盤浴の「うるわし湯」に行ったら、閉店していた。。

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調べてみたら県庁前のホテルに立ち寄りできるところがあったので、行ってみたら、「うるわし湯」ほとんどまるきりコピーしたような感じで、キレイ。100円やすいし。客はこっちのほうがつくだろうな、と思ったけど、お風呂も入れたり、岩盤浴の効き方的に、うるわし湯のほうがよかったな、とか思った。

夕方、青森から畑澤聖悟さん、工藤千夏さんが到着して、『いっとーばい』の稽古。会場となる宮城公民館での稽古、終わって銘苅ベースにうつって打合せ。演出がガラリと変わることに。

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2017.1.14

午後から、畑澤聖悟さんの高校生ワークショップ。どうも体調が悪い。どんどん悪くなるのを我慢しながら見学。終了後、『いっとーばい』の皆さんに挨拶だけして、空港へ。隣2席が空いていたので寝転がってフライト中は横になっていた。夜に風邪のピークを迎える・・

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2017.1.15

寝るしか無い状況。予定をキャンセルしてともかく寝る。翌日の予定をなんとかこなさねば・・。

 

2017.1.16

午後桜美林で授業も、風邪が治りきらずまったく調子がでない。学生にも申し訳ない感じで、喋っていたものの、空回り感否めず。とはいえ、体調は上向いた。夜、イメージフォーラム高嶺剛監督『変魚路』を観る。こういう型破りさは久々に浴びた。

 

2017.1.17

新宿南口バスタ新宿に初めて行った。南口整備が進んでいる。福岡・天神のバスターミナルみたいになっていた。松本行きのバスに乗車。松本で、まつもと市民芸術館に勤めているTさんとお茶。昨年の大歌舞伎のことなどなどを聞く。松本の街、新しい店が出来てきてたり、なんとなく以前より良い雰囲気になってきてるような気もする。実家に帰宅。

 

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2017.1.18

入れていた予定がキャンセルになったので、近隣のデニーズ〜モスをはしごして仕事。実家の家にいると仕事ができない。寒いし・・

 

2017.1.19

前日とほぼ同じ。

 

2017.1.20

Iさんの車に乗せてもらって松本へ。ランチを食べながら、いろいろ情報交換。長野県の状況など。終わった後、浅間温泉に行ってひとっ風呂。

 

2017.1.21

あずさで上京し、池袋でジエン社観劇。初見。なんとなく評判を聞いていったのだったが、自分にはひっかかりがなかった。春風舎に移動して、ハチス企画。こちらも初見。新しいことにチャレンジした公演だったみたいだ。まだまだ改善の余地ありという感想。蜂巣さんと話す。

 

2017.1.22

アゴラで木ノ下歌舞伎。前半の白神のほうは、白神に切実な素材を当てたいという木ノ下くんの意気は感じたものの、うまくいっているようには思わなかった。白神がたまに見せるヤクザな部分というか、郊外育ちのやぶれかぶれさみたいなものが見えてくる方向とかだとどうだろうなと思った。後半のきたまりさんのほうは、ある種、等身大を上手に使って、古典の舞踊をすることと同時代のダンスであることをうまく両方やっていると思った。なかなか見ものだった。

泊めていただいている家で正月料理を作って振る舞った。

 

2017.1.23

桜美林の授業2回目。ちょっと自信を失っていたが、体調がいいだけで全然違う。時間の配分はあまりうまくなかったけどいろいろ喋れたし、学生に聞かせることもできた気がした。

夜は、プルヌスホールでOPALを観た。

 

2017.1.24

横浜で市原くんとランチ。互いの近況報告といくつかのアイディア。その後更に西進して、某宅を訪問。古い家で夕食をともに。ドイツでの経験を沢山喋った。相手によって喋ることの内容が変わるなぁ。

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2017.1.25

基本、デスクワークをしていた。捗ったりはかどらなかったり。

 

2017.1.26

夕方から、早稲田で岸本佳子さんと北千住の件で打合せ。そのまま早稲田大学の一室でD/Jカフェ。ドラマトゥルクをキーに集まっている会で、ドイツでの研修後に今考えていることを話した。ドイツのことというより、日本でどうしていくかのこと。長島さんに久しぶりにお目にかかる。「研修に行って、右に振れるか左に振れるかと思ってきたけど、どちらでもなく、グッときました」と言っていただけた。

 

2017.1.27

再度那覇へ。宮城公民館で、『いっとーばい』の通し稽古を観る。わりと出来てきている印象はある。畑澤さん、工藤さん、当山さん、皆まだまだどんどん演出を加えていく。

 

2017.1.28

上田から津村さんが来てくださり、黒板劇場の場所をご案内。その後宮城公民館に行って、シンポジウムの打合せ。最後のゲネプロは見ずに、津村さんとずっとお話ししていた。長野県の状況等々、ちょこちょこ意見の一致するところがある。

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15:00から『いっとーばい』試演会と「地域をつなぐ劇場、地域を越える演劇」シンポジウム。試演会は150人くらいいたのではないか。シンポジウムでは、今回の『いっとーばい』の作品の情報源の一つとなっていた著作を書かれた方が来場されており、発言をいただいた。こういうことが起きるというのは、企画をしたことの大きな成果だと思えた。

美栄橋の駅の近くにある月光荘といういかにも那覇な感じのゲストハウスに泊まってみた。

 

2017.1.29

午前中から、畑澤さん、工藤さんと『いっとーばい』の本番に向けた打合せ。その後、年末〜来年にかけて行われる渡辺源四郎商店とおきなわ芸術文化の箱の合同公演の状況確認。畑澤さん、工藤さんを見送ってから、おきなわ芸術文化の箱の来年度に関しての長いミーティング。だんだん骨格はみえてきたか、というところ。

安里にある別の岩盤浴に行ってみる。感じは荻窪のところと似て若干弱い気がしたが、ちゃんと効いていた感じもした。

桜坂劇場で『この世界の片隅に』を観た。ふむふむ。面白くみたが、終わったらゆいレールが終了していた。1時間弱かけて歩いて帰った。

 

2017.1.30

泊めていただいている部屋とおもろまちのガストとかでほとんど1日デスクワーク。ランチにとお気に入りのカレー屋「ゴカルナ」に行ったが、月曜休みだったっぽくて空いておらず、しょうがないので、県庁横の食堂。初めて「みそ汁」をたのむ。丼に盛られた具だくさんのみそ汁とご飯、だけ。でもなんか、実家でもおんなじような食事のことも多いような気もした笑。

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2017.1.31

前日とほぼ同じ。夜のサービスタイムを狙って、初めて「浦添の湯」に行く。海水の温泉らしいが、すぐに温まってなかなかよい。もし黒板劇場に旅公演で来る方たちがいたら、おすすめできると思った。歩いていける距離だし。